
梅雨の始まりに思うこと
先日新学期を迎えたばかりだというのに、あっという間に梅雨のたよりがやってきました。
毎日空がどんよりとしており、気分もちょっとだけ滅入ってしまいます。
さて、梅雨入りということで本日は雨のお話。
気象庁は6月1日から線状降水帯の予報をすることになりました。
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を「線状降水帯」といいます。
気象庁|線状降水帯に関する各種情報の解説 (jma.go.jp)
・・・と言ってもいまいちピンとこないですよね。
ゲリラ豪雨が一時的なものに対し、こちらは長い時間雨が降り続きます。しとしとではなく、バケツをひっくり返したような大雨が長時間。しかも、同じ場所で降り続くのです。この線状降水帯による大雨で、甚大な災害が生じています。近年だと、令和2年の熊本豪雨が記憶に新しいでしょうか。過去の発生地域を見ると九州や中国地方が多いのですが、地球温暖化の影響で大雨の範囲が北へ広がっているそうです。なので、これからは日本のどこで発生してもおかしくないと考えられるのだとか・・・。
線状降水帯予報の発生メカニズムには未解明な点も多いうえ、普通の天気予報とは違い半日前からしか予想ができず、さらには的中率もそこまでは高くない。それでも、やはり危険な可能性が少しでもあるのだったら、避難するに越したことはないですよね。
もしも今いる場所に警報が出たら、大丈夫だと思わず、身動きが取れなくなる前に避難することが大切だと思います。地域の避難所やハザードマップをしっかりと把握しておくのが良いかもしれませんね!
そして、避難用具の点検もお忘れなく!
我が家の懐中電灯を調べたところ、なんと電池が入っておらず使えない状態でした・・・。食品も、基本的にはローリングストックを繰り返すようにしているのですが、知らない間に誰かが食べたまま補充なしと、なんとも意味がない状況に!
梅雨が終わると本格的な夏がやってきます。
暑いとまた、人はやる気を失います(私だけでしょうか?)
梅雨の始まりの涼しい今こそ、身の回りを改めて確認してみようと思った雨の日でした。