
スポーツとファッション
今日はスポーツをする時のファッション、「ユニフォーム」について書いていこうと思います。
娘が中学生になり柔道部に入部、そこで初めて「柔道衣」に出会いました。柔道衣は相手につかまれて押されたり、引っ張られたりするので、空手道などに比べて特に上の衣は厚い生地で作られています。テレビでは柔道の試合を見たことがあり、画面越しでも、生地が厚いのだろうなぁとはぼんやり思っていましたが、手に取って初めて予想外の厚さと、そして重さに驚きました。1~2キロはあるのではないでしょうか。洗濯するのも一苦労です。娘曰く、重くて、通気性は良くなくて暑いとのことですが、なるほど、これはちょっとやそっとでは破けない素材だな、と感じます。
そして、試合用のユニフォームは細かい規定があり、体にぴったりあったサイズで作らないと、失格になるんだとか・・・。
5新規格柔道衣(コントロール面・規格面)の説明.pdf (judo.or.jp)
余談ですが・・・講道館(柔道の総本山)によると、「じゅうどうぎ」の漢字表記について、上着は上衣なので「柔道衣」と表記されるそうです。
さて、別のスポーツにも触れてみましょう。
オレゴンで行われていた「世界陸上」では、日本の選手が大活躍でしたね!朝日が昇る力強さをイメージした「サンライズレッド」として、2015年から使用されているユニフォーム。
今回の大会で着用していたアシックス社の陸上ウェアは、Lサイズで史上最軽量の51グラムで、これは卵一個分の重さに相当だそうです。驚きの軽さですね!さらに、汗をかいたときの生地の張り付きを軽減してとても快適、日本の高温多湿の環境でも通気性が考慮されている、まさに現時点での最高のユニフォームではないでしょうか。
さらに、女性に多くみられるのが、セパレートタイプのユニフォームです。こちらは、短距離の選手に多く見られましたが、身体の構造上、胸の下の部分の空気抵抗が大きくなってしまうので、それを抑えるための形状として、セパレートタイプが生まれたそうです。さらによいタイムを出すために、ユニフォームも常々進化してきたのだなということが分かりました。
今月はファッションについてお届けしました!
ひとつのテーマに関して掘り下げていくと、生地のことや繊維のこと、パーソナルカラーについてなど、様々な分野があるのですね。
色々な疑問が生まれ、それを知ろうとする探求心は、大人になった今も尽きません。夏休み。少しだけ時間の取れる今、自分の気になることについて少しだけ掘り下げてみませんか?