入試に向けて健康も意識する

東です。いつの間にか「マスク忘れないでね。」と言わずとも、必ずマスク着用をして出かける子どもたちの姿を見て、もうすっかり新型コロナウィルス感染対策としてマスク着用が習慣化してしたと実感するこの頃です。このように手洗いなどと同様、マスク着用が日々の生活習慣として定着してしまうことになるとは驚きでした。元々は「感染症対策ガイドライン」において感染経路の一つである飛沫感染対策である以下の「咳エチケット」で、マスクと示されていました。

・咳やくしゃみは人に向けて発しないようにする

・咳がでるときはできるだけマスクをする

・マスクがないときは、ハンカチ・ティッシュで口や鼻を覆う

・素手のほか、ハンカチ、ティッシュ等で、咳・くしゃみを受け止めた場合はすぐに手を洗い、      使ったハンカチをなるべく早く洗う。

このように本来は、咳などの症状がある方という限定されたものから、日常的にマスク着用と変わってきたことが分かると思います。しかし、あくまでも予防方法の一つであるため、「感染症対策ガイドライン」にもある「子どもが自分の体や健康に関心を持ち、身体機能を高めていくことが大切」、以下の生活習慣が身につくように、「子どもの年齢や発達過程に応じた健康教育の計画的な実施が重要」ということにも、改めて着目する必要性を感じました。

・手洗い、うがい

・歯磨き

・衣服の調節

・バランスのとれた食事

・睡眠と休息を十分にとる

これらは、皆さんがよくご存じの幼い頃から心がけてきた生活習慣であるかと思います。そして、身体機能を高めていく、つまり免疫力を高めていくということに繋がっていくものです。人体には、人体に侵入した異物(細菌など)や細胞内につくられた病原体(がん細胞など)を取り除く免疫というシステムが備わっているといいます。そのシステムを活用するためにも、改めて自身の日常を見直してみるとよいでしょう。いざという時に、健康ありきと実感するのでは、遅い場合もあります。入試や部活動の大会など、大切なその機会に健康であることは非常に重要なこととなってくるかと思います。それまでの過程で、いくら一生懸命勉強し、練習してきたとしても、肝心の時に体調を崩し発揮できないのが一番残念なことかと思います。ゆえに、健康教育にある「健康を保持・活性化させるために必要な知識を与え、日常生活の態度・行動を改善させる指導を行う」ということが、重要になってくるでしょう。

・適切な栄養摂取

・適度な運動と休養

・安定した精神状態の保持

・病気の早期発見及び早期治療に努める

そこで、皆さんの日常を振り返ってみてはいかがでしょうか?「感染症対策ガイドライン」と重複する内容もありますが、これらを日頃から心がけることで、健康保持・活性化へ繋がっていくことになる訳です。ぜひ、入試準備の中に、健康ということも意識し、加えてみてください。あなた自身の最大限の力が発揮できるベストコンディションで、当日望めることを願っています。また、新型コロナウィルスの影響によって、これまでにない入試様式が生じる可能性が大であり、例年と異なる課題設定がある可能性が高いということも踏まえ、詳細を随時チェックして挑みましょう。