インターネット利用の可能性

こんにちは、高山です。私の住まいはJRの主要駅から車で15分ほどのところにあります。ショッピングセンターも徒歩圏内にあり、中堅のスーパー、コンビニも同様です。4月から仕事で我が家から車で30分ほどのところに通っていますが、たった30分ながら繁華街を通過し、川を渡り、商店街、学校などを通過し…あっという間に風光明媚な、自然豊かなエリアに突入します。最寄りのコンビニは信号のない直線道路を10分、番近い建物は農機具の倉庫?そんな場所です。

そしてネットニュースで読んだ記事を思い出しました。北海道の中でも北寄りの街に生まれ育った高校生の大学進学についてまとめられた内容でした。主要都市の中心部で生活している学生達が生まれながらに当然に得ている知識や環境が自分たちには無い。それによって「大学に進学する」ということが大きなハードルであり、学校の先生以外に「大学のことを知っている大人」が周囲にほとんどいないという現実があると書かれていました。今の時代、ネットがあることでどこにいてもある程度の情報は得られるようになりましたが生活環境的な問題から大学進学の選択肢が狭まっている人も実際に多くいると思います。志望理由書答案を読んでいた際に「空港のグランドスタッフになりたい」と書いている生徒さんが何人かいました。都内の高校の生徒さんでしたが、地方出身の私の中には「空港のグランドスタッフ」という仕事がそもそも生活の中にありませんでした。「さすが東京の高校生!」としみじみ思ったものです。

以前、大学に進学するには様々な費用がかかるという内容をこちらで書きましたが、当然ながら都内に住む高校生が都内の大学に進学する際と、鹿児島や沖縄、北海道の高校生が都内の大学に進学することでは伴うものが大きく異なります。国内においての距離だけの問題ではなく、県内のはなしであっても中心部から外れたエリアに住むと生活環境は大きく変わります。塾に通うこと、本屋で参考書を買うこと、ちょっとしたことから大きく利便性が異なるということはその人にとっての知識や経験にも違いが生じると考えていいでしょう。今の時代ですから、インターネットがあることで出来ることは増えましたが、それがなかった時代は、今以上に「情報を得る」ということに大きな差があったことでしょう。

スマホを持ち、PCを持ち、様々なSNSを利用しているとついつい日常のやり取りで楽しんで、娯楽要素を優先して過ごしてしまいがちです。ですが、誰かとのやりとりや楽しさに没頭するのではなく真剣に何かを調べるなどの活用ももっとするべきです。YouTubeもただ楽しむだけではなく、多くの知識を手軽に得られるツールとして自分のネット利用を見直してみてはどうでしょうか?どこの、どのような生活エリアで暮らしている人がこのブログを読んでくださっているのかわかりませんが「インターネット利用の可能性」という意味で、もう一度自分がどのようにネットを利用しているのか見直してみることをお勧めします。