お仕事検索してみましょう

 こんにちは、高山です。いろいろな学校で卒業式が終わった頃でしょうか?いよいよ新年度が近づいてきましたね。まだ私はスギ花粉に参っていますが、桜が咲きだすとシーズンも終わりますので違う意味で桜が待ち遠しい毎日です。

 さて今日は、最近志望理由書の添削を行っていて気になったことをいくつか書きたいと思います。大学、短大、専門学校などへの志望理由を書いている中に、将来はこんな職業に就きたいと書いている人は多くいます。例えば経済学部や経営学部という方面を希望している人は、割合として将来的に起業をしたいと考えている人が多く、方向性は定まっていても具体的にこんな仕事に就きたいという名称は出ていないことが多いです。将来、自分が就きたい仕事について考えることは大切ですし、将来について夢や希望、野望を持ち、そこに向かって進もうという意欲も大切です。しかし、本文を読んでいるといくら高校生とは言えもう少し現実を調べて考えてみる必要があるのではないかなと思ってしまう内容も少なくありません。

 例えば、将来は起業したいという夢を持っている人…具体的な内容もそうですが、起業には資金が必要ですね。まず、それを稼がないことにはスタートラインにも立てません。本当に将来そのように考えていたら、大卒でいきなり起業が可能なのか調べてみるなどあって良いと思います。また、保育士、幼稚園教諭になりたいという人、もちろん資格を取得することが前提ですが、今はこども園が普及していてどちらかの資格だけではなく両方の資格を有することも求められています。自分が希望する仕事に対してどういったことが求められているのかにアンテナを張ることは大切であると思います。例えば図書館司書になりたいという人もいますが、今現在、図書館司書という専門職を正職員として採用するという募集はほぼ無いに等しい状態です。派遣であったり時間パートであったり、時給での仕事としての募集が一般的です。ですから、図書館司書になることは出来ても、それを正業として成り立つのかどうか、非常に厳しいのが現実です。

 細かく言えばキリがありませんが、自分が考えている仕事について、どういった求人があって、その場合どういった試験を受けて採用されたらどの程度のお給料を貰える職業であるのか…これだけインターネットで様々なことが検索できる時代ですからちょっと想いを馳せて調べてみることは難しくないでしょう。将来ダンサーになりたい、歌手になりたい、女優になりたいという夢を追いかける人もいますが、そういった系統についてはケースバイケース過ぎて知識として情報を得ることは出来ても自分が辿る道が同じであるとは限りません。しかし、一般的な職業であればおおよそのイメージは描けますし、具体例も知ることが可能です。

 もし自分が消防士になるとしたら、看護師になるとしたら、パティシエになるとしたら…のように考えて、いろいろと調べてみるとよいかと思います。励みになったり、難しさを感じたり様々であると思いますが進学をするにあたっての一つの大切な判断材料になるのではないかと思います。