夢を探しに出かけよう

こんにちは、高山です。

高校生の進路や将来について様々な考え方があると思いますが、カンザキメソッド代表の神崎がこのブログで以前に「高校生のキャリアデザインの方向性」という記事を書いています。

いわゆる「山登り型」「川下り型」 今、進路を考えている高校生は自分自身がどちらだと思われますか?どのように高校卒業という自分の人生の大きな岐路に立ち向かうのか、考える機会として自分と向き合って掘り下げてみて欲しいと思います。


・・・医者になりたいから医学部、歯科医師になりたいから歯学部、薬剤師になりたいから薬学部、これらは非常にわかりやすい進路選択なのだと思います。当然のことながら、専門の資格が必要な職業ですから他学部ではどうにもなりません。しかし、志望学部は明確であってもどの大学を志望するのかということはまた別問題です。受験時の志望理由において非常に大切なのは「なぜその大学を志望したのか」です。家から近い、校舎がカッコいい、カフェテリアが良かった、受かりそうなレベルだった…では困ります。

志望理由書の添削をしていると、この「なぜその大学を志望しようと思ったのか」について書かれていないケースが多くあります。同じ資格を取得できる大学が多々あった場合、なぜ他ではない、その大学を志望したのか…アドミッション・ポリシーや在籍教授の研究内容、研究室での実績などもしっかりと志望の根拠として考えて欲しいと思います。「将来は教師になりたい」という志望理由書も多々拝見します。以前もブログで似た内容を書きましたが、小中高のどの教師志望であるのか、何の教科を専門にしたいのかにも触れられていないケースも頻繁に目にします。自分が目指す進路において進学先でどういった探求をしていくのかを考え、調べ、把握していれば触れない筈は無い内容です。また、目指す将来に必要な資格が大学でも専門学校でも取得可能である場合…看護師、保育士、幼稚園教諭などを目指す方に多く見られる答案ですが、なぜ大学か、なぜ専門学校かについても考えて欲しいと思います。全くその学びのルートが異なる訳ですから、その選択には当然理由があるはずです。高校までは与えられ、指示されたものに対して勉強をしてきたと思います。そうではないスタイルの学びを学生に提示できている学校がまだ一般的ではないという問題もここにはありますが…それはまた別の問題となりますが…強要されて勉強することと、好きなことを自発的に勉強することは全く異なるエネルギーが働くと私は思います。小さな子供も、自分が好きなことには飛びつきますが、何となく楽しそうなことであっても、自分が興味が無いものには見向きもしません。高校生活を過ごした後の自分の人生として、自分が学びたいから、自分が好きなことだから、自分がやってみたいことがあるから大学に進学するのではないでしょうか?誰かに強要されたわけでもなく、自発的に高額な費用と長い時間をかけて過ごすことを選び取るわけですから、これから受験に挑もうと思っている学生の皆さんには情熱を持ってその選択肢を選び出して欲しいと思います。