当事者意識は大切です
こんにちは、高山です。センター試験も終わり、結果がバッチリだった人も、イマイチだった人も、いよいよ各志望校での入試に挑む時期になってきましたね。出願期限は大学、学部にもより異なると思いますが準備は万端でしょうか?
スマホも普及していない頃、ネット出願も無い頃の話ですが…出願書類は書く時間が惜しいから親に書いてもらい、出願手続きは行く時間が惜しいから親にしてもらい、試験に行くための交通手段を調べること、宿泊ホテルの手配まで全て親任せ、本人は当日まで「私は勉強する以外の無駄なことはしない」という状態の受験生がいました。そして試験当日、大学までのルートをしっかりと確認していなかったので遅刻し試験に失敗しました…私の親戚の話です。甘いというか、今考えても恥ずかしい話だとしみじみ思いますが・・・高校生以上ともなれば、当事者意識を持って対応すること、当たり前に必要ですね。当日、実際に試験を受けるのはあくまでも受験生本人ですから、しっかりと自分で把握して試験に臨むための準備は万端にしていって欲しいと思います。
話は変わりますが、先日、ある男性が試験中にトイレのために一時退室できないのは不合理だ…と訴訟を起こしたというニュースを読みました。大学入試ではなく、日商簿記1級の試験でのことだそうです。男性は「完全にコントロール出来ない生理現象に配慮する義務が主催者側にはある」と主張、主催は「退室を認めると携帯電話を使ったカンニングにつながる恐れがある」と主張。判決は「トイレが原因で実力を発揮できない受験生がでる可能性はある」とする一方で主催者側の主張を認め「どんなルールを定めるのかは実施者の裁量」とこの請求を退けたそうです。さて、みなさんはご自身が試験の時、どうしてもトイレに…となったときの事を考えたことがありますか?少し気になって調べてみましたが、センター試験では試験監督が同行してトイレに行けるそうですが、その分の時間を延長することは出来ないとなっているようです。
一般的な筆記試験から面接、ディスカッション、プレゼンテーションなど多種多様な形式での試験があると思いますが、その間にトイレにということで退席、退室は可能であるのか…心配の要素が自分には無いという方もいるかも知れませんが、日常的にトイレとの関係に神経を使っている人であれば大きな心配要素ですよね。人生を左右するかもしれない試験において、行って問題が無いのであれば済ませて落ち着いてその後に挑むが正解な気もします。今回の判決にあったように、基本的には試験を主催する側の裁量でルールが異なるそうなので、ぜひ心配な方は問い合わせるなどして事前に調べておくと良いと思います。なかなか長い試験時間をトイレに行きたいけど…と我慢しながら過ごす状態については避けるに越したことはないですね。当日の持ち物、交通ルート、トイレの場所etc 勉強以外にも試験の準備は案外あるものです。インフルエンザも猛威を奮っている時期ですが、どうぞ万全の体調で当日に望んでください!