横浜市立大学 国際総合科学部 AO入試
笹本です。梅雨があけたものの、強い風の日があったりして、夏本番という感じではまだない日が続きますね。
今日は横浜市立大学のAO入試についてです。
学部としては2学部あるうち、本日は国際総合科学部をみていきましょう。
この学部の国際総合科学科の中にある4つのコースで募集しています。
国際教養学系 15名
国際都市学系 10名
経営科学系 5名
理学系 5名
選考で重視する点について明記されていたので抜粋します。
→第1次選考の書類審査と第2次選考の面接(発表=プレゼンテーション、質疑等)では、以下の点を重視して評価します。
1? これまでの活動や取り組みを通して、自ら問題や課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断して行動する能力(問題発見・問題解決能力)を問います。取り組みや行動の結果だけでなく、結果に至る「過程」や行動の「意義」も重視します。
2? 入学後に何を、どう学びたいかの明確な目標があるか。また、その目標を実現するための十分な能力と意欲があるか(目標設定能力)を問います。目標はこれまでの経験や成果を踏まえた上で設定してください。
3? 活動や取り組みの内容や入学後の目標を、明確に筋道を立てて説明する能力(s)を問います。
具体的な選考内容の構成と合否判定基準は次のとおりです。
<第一次選考>
出願書類(プレゼンテーション概要:70点、英語能力および調査書等:30点)の評価を100点満点として、高得点順に募集人員の2倍程度までを選抜します。
・プレゼンテーション1(概要1)→「これまでの活動や取り組みで自己評価できるもの」について、その内容、動機や目的、方法、結果、意義などを、できるだけ具体的に記してください。「概要2」に結びつく内容であることが求められます。(手書きまたはプリントで提出)
・プレゼンテーション2(概要2)→プレゼンテーション1の続編になります。横浜市立大学国際総合科学部を志望した動機や理由を記すとともに、「概要1」の内容を踏まえて、入学後の目標や希望、それを実現するための構想を、出来るだけ具体的に記してください。『大学案内』だけでなく様々な参考図書等を参照して、内容を深めることが求められます。(手書きのみ)
・英語能力→TOEFL-PBT 460(iBT 48)以上、TOEIC(L&R) 500 以上、GTEC for STUDENTS 600 以上、英検2 級以上、またはIELTS 4.5(アカデミック・モジュール各パート4.0)以上
<第二次選考>
第1次選考の評価(100 点満点)と面接審査の評価(100 点満点)を総合評価し(合計200 点満点)、一定基準以上の者の中から高得点順に合格者を選抜します。
面接審査は30分程度。
①最初の10分で、提出した「プレゼンテーション(発表)概要1、概要2」を基に発表=プレゼンテーションしてください。
②その後、面接者からプレゼンテーションに対する質疑があります。
③また、各学系に関連した基礎知識やその他総合的な事柄についても、質問します。
記述能力だけではなく、発表まであるというのは、大変に思えますが、印象を強く残すことができるチャンスですね。
前ページにも記載した、この大学の選考重視である、「目標設定能力」「筋道をたてて説明する能力」についてですが、大学の入試の項目としてのみならず、人が人生を豊かにするためには、欠かせない要素であると、私は考えます。
それでは次回は同大学のデータサイエンス学部のAO入試についてお伝えします。