首都大学東京 推薦入試 その1
笹本です。連日の陽気が、すでに夏の気配を見せていますね!
今日からは首都大学東京の推薦入試とAO入試について今日から複数回にわけて、おしらせします。
まず、首都大学東京について。
2005年に再編された大学で前身はすべて都立の大学、短大、専門学校が1つになったものです。
東急東横線の駅名にもなっている“都立大学”が所在地であった東京都立大学をはじめ、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学の4つを再編、統合された大学です。
現在は4学部(都市教養学部、都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部)となっています。来年、平成30年4月にさらに、学部組織再編予定となっています。
再編後は7学部(人文社会学部、法学部、経済経営学部、理学部、都市環境部、システムデザイン学部、健康福祉学部)となる予定です。
国公立の大学は授業料の安さがよくあげられますが、国内の4年制大学の中で私立大学平均約104万円、国立大学標準が53万5800円のようですが、ここ首都大学東京は文系理系問わず、52万800円だそうです。そして都民の場合は入学料半額!という、親目線の数字でチェックされる方もいるかもしれませんね。
さらに世界大学ランキング2015-2016で国内においては9位(国内779校)の評価を得ているそうです。
国際交流も盛んで、首都大学で学ぶ海外からの留学生は414名にのぼり、逆に、こちらから渡る留学状況としては、休学することなく長期留学できる交換留学の協定校は31大学に及びます。
また、キャリア教育というものを体験型科目として「インターンシップ」を1年次から導入。その実習先は285コースもあります。
産学公連帯の研究も行われていてそのプロジェクト総数は374件、などなど、いろいろな魅力がある大学ですが、新たに再編される首都大学東京の推薦入試を見ていきましょう。
推薦入試には、一般推薦、指定校推薦、特別推薦とあるようです。ただ、最後の特別推薦は経済経営学部にのみ適用されるようです。(この学部には一般推薦入試がなく、こちらの特別推薦入試のみ)
一般推薦があるのは、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部です。
(学部再編が行われるものの、推薦枠の学部は29年度も同様です、文系はありません。)
選抜方法等について、29年度のものをみていくと、今日は理学部の情報です。
<理学部>
数理科学コース、物理学コース、化学コース、電気電子工学コース、機械工学コース、生命科学コース
【出願資格】
次のいずれかに該当する者で、当該学校長が推薦するもの
●数理科学コース、物理学コース、化学コース、電気電子工学コース、機械工学コース
一東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県内に所在する高等学校等を平成29年3月卒業見込
みの者又は平成28年4月以降に卒業した者
二平成28年4月1日以前から引き続き東京都内に住所を有し、高等学校等を平成29年3
月卒業見込みの者又は平成28年4月以降に卒業した者
●生命科学コース
日本国内に所在する高等学校等を平成29年3月卒業見込みの者又は平成28年4月以降に
卒業した者で、当該学校長が推薦するもの
→コースによっては、高校の所在地の限定があるのですね。
【1次選考】
●数理科学コース、物理学コース、化学コース、電気電子工学コース、機械工学コース
英語及び数学の基礎的な学力検査、必要に応じて、調査書、推薦書及び志望理由書を参考にする。合格者数は、募集人員の原則約3倍。
●生命科学コース(日本語枠)
英語及び数学の基礎的な学力検査、並びに小論文。必要に応じて、調査書、推薦書及び志望理由書を参考にする。合格者数は、募集人員の原則約3倍。
【2次選考】
●数理科学コース、物理学コース、電気電子工学コース、機械工学コース
小論文と面接(口頭試問を含む。)
●化学コース、生命科学コース(日本語枠)
面接(口頭試問を含む。)
このような内容となっています。
今日は理学部だけで終わってしまいましたが、都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部についても一般推薦入試でエントリーできます。
次回に続きをお知らせいたします。