獨協医科大学 AO入試 医学部のAO入試についてです。

こんにちは浅野です。今日は獨協医科大学の医学部のAO入試について書いていきます。

大学について

獨協医科大学は栃木県にある私立大学です。少し前に上野東京ラインが開通して、ここ横浜から行きやすくなりましたね。

この大学では一般入試のほか、推薦入試(公募推薦)、AO入試、地域特別枠入試など幅広い入試を行っていて、医学部の中では比較的門が広いと言えます。

(以下HPから引用)

「高度な医学知識やテクニックを駆使して、的確な治療をすること。医師・看護職者の仕事はそれだけではありません。病気を治療することはもちろん、ひとりの人間として患者様を見つめ、その苦痛にも思いをめぐらせて、共感する医師・看護職者であることが、求められているのです。

それは、決してデータとして現れない、医療の真髄。

獨協医科大学では、患者様やご家族はもちろん、医療スタッフからも信頼される医師・看護職者の育成をめざしています。」

また、この目標の一環として、学生が医療チームの一員として医師とともに患者さまの診療に携わる「診療参加型臨床実習(CCS:clinicalclerkship)」を導入していることが特徴です。

〇AO入試について

この大学のAO入試は他の医学部と異なり、1度大学を出た、とか大学を変えて医者を目指したいという人向けの入試です。

【アドミッションポリシー】

AO入試入学者は、他分野で得た経験を基にして、この相互信頼関係を育む核となって、リーダーシップを発揮しながら、お互いの自己学習能力を高めあっていくことが期待されます。AO入試入学者は卒業後、獨協医科大学の病院医師や教員として医療、研究、後進の育成など幅広い分野で活躍していただき、地域医療分野における本学発展の原動力となることが期待されています。したがって、AO入試入学者に求められる最も重要なことは、獨協医科大学がどういう大学であるかをよく理解した上で、なぜ本学の一員になりたいのかについて明確な意識を持っていることです。

【募集人数】7名以内

【出願日】平成28年8月15日(月)~9月8日(木) 

【出願資格】以下の1~4の条件をすべて満たす者。

1. 次のいずれかに該当する者。

 1) 4年制以上の大学(外国の大学を含む)卒業者又は卒業見込みの者。

 2) 4年制以上の大学(外国の大学を含む)に在籍し、2年次までの課程を修了している者(出願時の休学者(留学等による休学を除く)及び医学部医学科在籍者を除く)。

2. 平成29年4月1日現在で26歳以下の者。

3. 学業のみならず、課外活動や社会活動に積極的に取り組んできた実績があり、本学を第一志望として入学 を志す者。

4. 卒業後も本学の一員となって医学・医療に貢献する意欲を持つ者。

【選抜方法】

〇第1次試験:平成28年9月24日(土)

・適性試験(科学的分析力・推理力・言語能力を評価する問題を20題。)

・小論文試験(英文の長文課題に基づいた客観的・論理的作文能力を評価。)

〇第2次試験:平成28年10月15日(土)(第1次試験合格者)

・ワークショップ試験

4~6人からなるスモールグループで与えられた課題に対する解決策を討議し、全員の合意の下にひとつの対策を提案する。グループの思考形成に関与する力や批判的思考力の技能・態度を評価。

・面接試験

1回当たり15分の個人面接を計4回実施し、多面的かつ総合的に評価します。

・健康診断 —必要と認められる者に対してのみ行います。

【まとめ】

このAO入試は、他の大学の2年次の過程を修了した者でも受験することはできますが、アドミッションポリシーにあるように、他分野(他の大学)で学んだことを生かす、リーダーシップを発揮できる人を求めるなど、かなり人材として完成されている人を募集する入試ではないでしょうか。

注意すべき点は小論文が英語で出題されるところです。医療に関する話題だけでなく、現代社会が抱える問題や教育など、いろんな分野から出題されるみたいです。幅広い見識と、英語を要約する力が求められます。

全体を通してアドミッションポリシーをかなり意識した入試になっているので、獨協大学がどういう大学かきちんと知っておく必要があります。

【AO入試 栃木県地域特別枠について】

基本的には上記AO入試と同じ内容ですが、募集条件に少し追加があります。

『募集人数』3名

『募集条件』

1. 平成29年度本学医学部AO一般入学試験の出願資格を有しかつ、以下の出願資格を満

たす者。

2. 合格した場合、入学を確約できる者。

3. 本学卒業まで栃木県医師修学資金の貸与を受ける者。

4. 本学卒業後、栃木県医師修学資金の貸与を受けた期間の1.5倍の期間(初期臨床研修期間を含む)、栃木県職員として栃木県が指定する公的医療機関等において医師として医療に従事する意思のある者。

5. 出身地域は問いません。

他の医学部入試と違い、出身地域に縛りがないのが特徴です。