東北大学医学部について 医学部のAO入試・推薦入試についてです。
東北大学医学部 推薦・AO入試要項
こんにちは浅野です。今回も医学部の推薦入試・AO入試シリーズです。医学部って、医学部受験に強い塾に入って、何年も浪人して少ない枠を目指すというイメージがありますが、意外とAO入試や推薦入試も行っているんです。もし出願の条件を満たしていたら、AO入試や推薦入試も受験して少しでも可能性を広げてみてはどうでしょうか?
今日は東北大学の医学部医学科について書いていきます。
〇東北大学と医学部について
東北大学は、国内で3番目の帝国大学として1907年(明治40年)に創設された歴史のある大学です。宮城県にあります。
当塾がございます横浜市の、横浜国立大などと一緒に志望校に入ってくる大学ですね。
東北大学では、現在「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」の3つを大学理念としていて、研究が非常に充実しています。医学科にも、真理探求心の強い医学科学生が研究に専念できるように、MD-PhDコースというものが存在します。MDは医学士を、PhDは博士(医学)を指し、博士号をもつ医師を養成するコースです。
〇医学科 アドミッションポリシー
将来、医学・医療の指導者として世界で活躍をめざす若い人材を求めています。東北大学で医学教育を受けることを熱望し、対話による相互理解力と医学への強い学習意欲と探究心を持ち、リーダーシップを発揮できる人を歓迎します。
〇AO入試について
東北大学ではAO入試Ⅲ期という入試を実施しています。出願期間や入試日程が比較的遅めですので、並行して受験する感じになると思います。
【募集人数】:15名
全体の募集人数が135名ですので、割合としては高いと思います。
【出願資格】
・数A及び数B、数Ⅱ、数Ⅲを履修した者又は履修中の者
・物理・化学・生物のうち2科目以上履修した者
・その年度のセンター試験を受験した者
【出願期間】
・1月17日~1月20日
【試験日】
・二次試験:2月6日
【選考方法】
・一次試験:書類選考
・センター試験
・二次試験
・一次試験において志願者が募集人数を大幅に上回る場合には、出願書類及びセンター試験の得点で選考を行います。→合格者のみ二次試験を行います。ちなみに、過去2年の倍率は5倍前後なので、この方式は行われていないです。
・二次試験は小論文及び面接試験です。
『小論文』論理的思考能力、独創性、表現力、作文能力、英文読解力などについて評価する。
『面接』出願書類の内容を参考にして医師としての適性や医学研究者としての適性を評価する。
配点:
・センター試験 国語 地歴公民 数学 理科 外国語
200 100 200 200 200(点)
・小論文200点
・面接200点
計1300点満点です。
【まとめ】
まず医学部に多い、地域の制限が無いのが大きいですね。日本全国どこからでも受験することができます。それにも関わらず、倍率が低いです。センターでまんべんなくとれる人はぜひ受けてほしいですね。AO入試ですが、センター試験の配点が非常に高いです。
医学部は国立と私立で学費が桁違いなので国立は人気なのですが(国立の方が格段に安い)、AO入試や推薦入試の認知度は低いのかもしれませんね。ねらい目だと思いますよ!