学習院大学 推薦入試
こんにちは、藤林です。ついに4月も最終週ですね!新しい学校に入学した人、新しい学年に進級した人など、怒涛の一か月を過ごされた方も多いのではないでしょうか。週末はしっかり休んでまた頑張っていきましょう!
さて、今回は学習院大学の推薦入試をご紹介します。
学習院大学は、教授の人数(教授、助教授、講師、助手、副手、研究員)と、在籍する学生の人数を単純計算すると、教員一人当たり生徒が約20人となるそうです。大学では大規模な講義形式の授業が多い中、きめ細やかな指導を受けることができるのは魅力的ですね。
そんな学習院大学では、経済学部、文学部、理学部、国際社会科学部で推薦入試を実施しています。
まずはアドミッションポリシーから。
学習院大学 アドミッションポリシー
学習院大学は、大学学則に定める本学の目的の実現に向け、各種の入学制度を通じて、学士課程における学業と正課外活動に積極的に取り組む資質と意欲を持ち、高等学校もしくは中等教育学校における教育課程で修得した基礎的な学力を備えた多様な学生を求めます。
では、気になる選考過程についても見ていきたいと思います。
経済学部(募集人数:若干名)
第1次選考 書類審査
・志望理由書(日本語500字~600字)
本学部への志望動機を説明した上で、自分が本学部での勉学に対して適性があると考える理由と本学部での勉学が自分に対して持つ意味について記述してください。
・活動報告書(日本語500字~600字)
高校時代に力を入れて取り組んだ活動を説明した上で、自分がその活動に力を入れて取り組んだ理由と自分がその活動に取り組んだことによって得た成果について記述してください。
第2次選考 小論文・面接
・小論文
与えられた課題や資料の内容を正確に読み取った上で、考えをまとめ、的確に発信することができる論理的思考能力と表現能力を評価し、本学部での勉学への適性を判断します。
・面接(1人あたり10分~15分)
本学部を志望する理由や高校時代に力を入れた活動などに関する質問への回答を基に、本学部での勉学への適正を判断します。
文学部(募集人数:若干名)
<哲学科、史学科、英語英米文学学科、ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科>
・書類審査
・小論文
・面接
<教育学科>
・書類審査
・小論文
・面接(グループディスカッション、プレゼンテーション、個人面接)
教育学科の面接のみ、個人面接の他にグループディスカッションが選考過程に含まれています。
理学部(募集人数:若干名)
第1次選考
書類審査
第2次選考
<物理学科>
物理と数学の基礎的な筆記試験(30分程度)の後、物理学科教員による面接試験。
<化学科>
化学の筆記試験の後、化学科教員による面接試験。
<数学科>
数学の筆記試験の後、数学科教員による面接試験。
<生命科学科>
理科の筆記試験の後、生命科学科教員による面接試験。
(理科は、生物・化学・物理のいずれかを出願時に選択。)
国際社会科学部(募集人数:若干名)
第1次選考 書類審査
志願票、調査書、外国語の検定試験の成績、志望理由書、活動報告書
・志望理由書(日本語500字~600字または英語250語~300語)
これまでの国際交流の経験と、現在予定している卒業後のキャリア(進路)を簡単に説明したうえで、学習院大学国際社会科学部のカリキュラムがあなたに合うと考える理由について記載。
・活動報告書(日本語500字~600字または英語250語~300語)
高校3年間で力を入れて取り組んだことを簡単に説明したうえで、あなたが力を入れて取り組むことができた理由と、力を入れて取り組む中でどのような課題を発見し(またはうまく進められない経験から)、解決のためにどのように行動できたのかについて記載。
第2次選考
筆記と口頭試問により、総合的に選考。
①筆記(英語で出題、英語と日本語で解答):90分
・国際社会に関する英語の長文を読ませ、英語の読解力、英語と日本語の論理的思考力、国際社会に関する知識を確認。
・英語による本文の要約と意見の記述、日本語による本文の和訳と国際社会に関する知識を確認。
②口頭試問(英語と日本語):1人10分~15分
・英語によるコミュニケーション能力を確認すると共に、自己紹介や将来像などをもとに適性を確認。
・国際社会の課題について日本語で説明を求め、知識や関心を確認。
以上が、学習院大学の推薦入試のご紹介となります。他大学と比べ、どの学部も募集人数はそんなに多くないようですね。
推薦入試での入学を希望する人は、アドミッションポリシーを参考にしながら、自分の経験や素質が学問を研究していく上でどのようにつなげられるのか、考えていきましょう。