岩手医科大学 推薦入試について 医学部の推薦入試についてです。
こんにちは浅野です。前回に続いてまた医学部のAO入試・推薦入試を書いていきます。
今回は岩手医科大学の推薦入試についてです。この岩手医科大学は前回の川崎医科大学と違い、一般枠が存在するので、日本全国から受験することができます!
〇まず岩手医科大学についてです。
岩手医科大学は、1947年に建学された、医療の私立大学です。
平成23年4月に薬学部のキャンパスを移転し、わが国で初めて医学・歯学・薬学の医療系3学部を同一キャンパスに揃えた医療系総合大学となりました。
この特色を活かし、3学部の強固な連携の下、学部の垣根を越えた世界的にもユニークな教育を実施し、総合的な医療人を育成しています。
また、共同研究部門を医歯薬総合研究所として改組・移転し、世界最高峰の7テスラMRIを導入した超高磁場先端MRI研究センター、動物研究センターも整備、横断的・学際的な先進の研究を展開しています。
岩手医科大学は、新時代を担う世界に冠たる医療系総合大学を目指しています。
【出願資格】
《一般枠》
1.高等学校、中等教育学校(文部科学大臣が高等学校の課程に相当するものとして認定した在外教育施設を含む)を平成28年3月卒業した者または平成29年3月卒業見込みの者
2.調査書の全体の評定平均値が4.0以上の学力を有し、学業および生活態度が優秀であり、かつ医師となる 適性と明確な目的意識を持った生徒で校長が推薦する者
3.合格した場合、入学を確約できる者
※校長が推薦し得る人員は、1校につき2名とする。(地域枠併願者除く)
《地域枠》
1.岩手県内の高等学校、中等教育学校を平成28年3月卒業した者、または平成29年3月卒業見込みの者
2.岩手県外の高等学校、中等教育学校(文部科学大臣が高等学校の課程に相当するものとして認定した在外教育施設を含む)を平成28年3月に卒業した者、または平成29年3月卒業見込みの者で、 本人または保護者等が3年前(平成25年11月2日)以前から引き続き岩手県内に在住している者(本人または保護者の主たる住所地及びその在住期間を確認す るため住民票添付のこと)
3.調査書の全体の評定平均値が4.3以上の学力を有し、学業および生活態度が優秀であり、かつ医師となる適性と明確な目的意識を持った生徒で校長が推薦する者
4.合格した場合、入学を確約できる者
なお、地域枠特別推薦入学者は卒業後、岩手県が指定する公的病院での勤務が義務付けられています。 ※1 地域枠への志願者で、希望する場合には、一般推薦入試と併願することができます。 ※2 各校校長が推薦し得る人員(併願含む)に制限はございません。
【募集人数】
《一般枠》20名
《地域枠特別推薦枠》15名
【出願期間】
平成28年10月24日(月)~平成28年11月2日(水) 消印有効
【試験日】
平成28年11月12日(土) 9:00~
【選抜方法】
・書類審査(推薦書・調査書・志望理由書)
・基礎学力試験(英語・数学・理科)
・小論文
・面接
により総合的に判定する。
〇 学科試験科目 [基礎学力試験]について
1. 英語(100点):「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」「英語表現Ⅰ・Ⅱ」
2. 数学(100点):「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学A」
3. 理科(75点×2):「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から2科目選択
【最後に】
2016年度の結果を見ると、一般枠、地域枠で合格倍率は4.8倍と2.7倍です。一般入試の合格倍率が13.3倍なので、推薦入試の倍率はかなり低いですね。条件が満たされていて、医学部に行きたい人、医者になりたい人は狙い目かもしれません。
学力試験についてですが、推薦入試だからといって易しい問題が出るわけではないようで、一般入試の過去問で対策をする受験生が多いそうです。
ですが試験日が11月ですから、一般入試まで3か月ほどですね。この段階で入試を受けられるように完成されている状態の受験生が少ない、ということが倍率をみて伺えますね。
一般入試で医学部を受けるつもりで、ある程度早い段階で完成まで持っていける人は、狙ってみるのも可能性が広がると思いますよ!