上智大学 推薦入試②

こんにちは、藤林です。4月も中旬に入りますね。

桜に癒されていたのですが、お花見は今日明日中が限界だそうで… 

あっという間に散ってしまうのかと寂しい気持ちになっています。

前回に引き続き、今回も上智大学の推薦要項についてご紹介していきます。前回は、「文学部」「神学部」について書いてきましたが、今回は、「総合人間科学部」、「法学部」に移ります!

総合人間科学部、法学部も、推薦入試に合格するには個別試験+レポート+面接を突破しなければなりません。

気になるレポート内容と個別試験内容について見ていきましょう。(2017年度のものです。)

出願資格(全学部共通)

次の①~④のすべてを満たす者、または①②および「IB枠」の要件を満たす者
① 2017年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、上智大学を第一志望とし、入学を確約できる者。
② 各学科の指定する科目を履修した者。
③ 各学科の指定する評定平均値を在学全期間を通じて満たす者。
④ 各学科の指定する外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者

出願資格(今回ご紹介する総合人間科学部、法学部共通)

全体の評定平均値4.0以上

★総合人間科学部

教育学科

個別テスト

教育に関する小論文(90 分)

レポート

下記の指定図書を読み、「本章の理解を深めるための課題」を一つ選んで取組み、その成果を述べなさい。

指定図書:田中治彦、杉村美紀共編『多文化共生社会におけるESD・市民教育』上智大学出版

心理学科

個別テスト

心理課題文に関する論述試験(90 分)

レポート

「自分にとって心理学を学ぶことの意味」を述べなさい。

社会学科

個別テスト

社会文章理解力、表現力、思考力についての試問(60 分)

レポート

自己の行動が、どのように社会の影響を受けているか、例をあげて説明しなさい。

社会福祉学科

個別テスト

社会福祉社会および社会福祉に関する理解力と思考力を問う試験(90 分)

レポート

わが国において社会福祉がますます重要になっています。その理由についてまとめ、あなたの考えを述べなさい。

看護学科

個別テスト

看護小論文(60 分)

レポート

なし

★法学部

法律学科

個別テスト

社会と法に関する設問を含む小論文(60 分)

レポート

この一年間以内(2015 年4 月1 日~2016 年3 月31 日)のニュース・事件につき、あなたが関心を持ったものを一つ以上挙げ、それについて法律がどのように関与するか・すべきかに関し、あなたの考えを述べなさい。

国際関係法学科

個別テスト

国際関係に関する小論文(60 分)

レポート

フランスの「シャルリー・エブド」という風刺新聞上にイスラム教の預言者を風刺する絵が度々掲載されたことが原因で、2015 年1 月7 日に、自動小銃を持った男らが同紙の本社に乱入して銃撃し、編集者ら12 人が死亡するという事件が起きた。その後、フランスでは、表現の自由を擁護する趣旨で、大規模なデモ行進が行われている(なお、「シャルリー・

エブド」はこれまで、イスラム教以外の宗教を風刺した絵画等も多数掲載してきた)。

同国では、かねてから「シャルリー・エブド」の風刺活動を行きすぎたものと批判する声もあったが、他方で、いかなる宗教も公共空間において影響力を持つべきではなく、またそ

のために表現活動としての宗教批判が常に可能であるべき、とする考えが伝統的に強く支持されている。なぜ、フランスにおいて上記のような「考え」が支持されるに至ったかを考察した上で、わが国においてもそのような「考え」を妥当とすべきか否かについて貴方の意見を述べなさい。

地球環境法学科

個別テスト

社会(環境問題を含む)と法に関する小論文(60 分)

レポート

日本も参加している国際環境条約を一つとりあげ、その条約の下では、どのような環境問題に対処するために、いかなるルールや制度が国際的に形成されているのか、要点を説明しなさい。そのうえで、当該環境問題の解決に向けてその条約が有する意義と課題について、あなたの考えを述べなさい。

以上が、総合人間科学部、法学部の個別試験、レポート課題の内容になります。

総合人間科学部はぼんやりとした抽象的なテーマのレポート課題が多いようなので、自分の考えを的確に言葉で表現できるような力が必要になりますね。

一方で法学部のレポートに関しては、かなり具体的な内容が課題となっています。普段からニュースや新聞に触れながら、社会の動きにアンテナをはっておきましょう!