合格者の声 金沢大学 合格 宮下さん

福井県 宮下裕子さん親子

金沢大学 人間社会学域地域創造学類健康スポーツコース 推薦入試Ⅱ合格

宮下裕子さんのお父様 

はっきり言って私の世代では、入試における面接に特別な対策が必要との認識は全くありませんでした。特に国公立では成績で殆どが決まるものと思っておりました。
神崎先生の書籍を偶々本屋で見つけ、娘の受験に面接があるので読ませて頂き、読後これはマズイと思い直し、娘と話しました。娘自身面接ならスラスラ答えられると、自信があったようでしたが、「まあ念のため行ってみようかなー」と切羽詰まる感覚なく3日連続の講座に申し込みました。

初日の講座終了後の青ざめた子供の顔を今でも思い出します。

受講前に事前学習で与えられた質問の答えを、端的には返答できても、その解答内容について根拠やもとになった経験等を問われると即答できない。
論理的に口述できない。
途端に言葉に詰まる。

落ち込んだ顔で初日の感想を述べていました。
それから一晩一人でとことん考え、翌日先生と話しながら自分の言葉で口述することを繰り返し、集中した3日間を過ごしたそうです。自宅に戻った来た時、娘の表情がとても明るくなっていて、深く論理的に考える事や、目指す学部の専門知識を調べ、理解する作業がとても楽しかったと感想を話してくれました。

論理的に書かれた論文の総説を読み解くことが出来たのも、時間はかかりましたが、自分の言葉を持つのにとても力になったそうです。その過程で、先生に理解や解釈が正しく出来ているかを確認して頂くことで、自信を持って自論を構築できたようです。先生との問答の中で、なぜそう思うのか、それを実現するために何をやるのか、どうやってその仮説を検証するのか、大学でこれからやることを明確に、思いつきでなく、論理矛盾しない回答を出来るまで繰り返し繰り返し問われ、詰めの甘いところを深めることが出来たことが、本番に落ち着いて臨めるという自信になったようです。

漠然とした大学への憧れや夢が、明確で具体的な目的意識に変わり、自分の中でその大学にどうしても入りたい不動の心に変えることが出来た、本当に貴重な時間を与えられたとも、熱く話してくれました。
AOや推薦を知らない世代の親として、今回神崎先生のご指導を通して現在求められる口述試験の難しさを知ることが出来ました。市販の対策本を、型通り暗唱して、無難にはき出すだけでは通用しない時期になってきていることもわかりました。

そして何より、大学入学以降特に必要となる論理的、科学的な思考の基礎を訓練できる意味で、早い時期から対面指導を受けられると良かったと思います。
わずか3日の集中訓練でも専門用語を交えた会話が出来るようになったのですから。
副次効果なのか、娘が苦手で、とても得点が不安定だった論説文が、得点源に変わりました。受験準備の早い時期から始めると現代文や倫理・政経、小論文なども高いレベルに維持できるのではないのでしょうか。

神崎先生にご指導頂き、子供を自分で調べ、考える”学生”に成長させて頂けたことに感謝致しております。
我々の時代には、欲しくても無かったわかりやすく、テクニックまで丁寧に練習付きで学べる参考書のおかげで、短期間でセンター対策は出来ますが、口述を含む試験では、同じ対策法では評価されないと知りました。
でも、自分の考えを自分の言葉で語るためには、特別な時間を取って、苦しんで掴まないといけません。しかし、高校生が独力で出来るのもでもありません。すぐれた指導者にお会いできたことに感謝です。本当にありがとうございました。

宮下裕子さん
―元々、大学でなにを学びたかったのですか。そのキッカケは。またなぜ、金沢大学を志望校にしたのですか。

もともと健康づくりとしてのスポーツというものに興味がありました。自分が運動不足により体を痛めたことがあり、日頃から体を動かすことは大切なことだと実感したからです。また、スポーツには人と人とをつなぐはたらきがあります。人のつながりは地域を活発にするもです。地元が田舎ということもあり、これからのことも考えて地域活性化に貢献したいという思いがあったため、地域を発展する一つの方法としてのスポーツを学ぶことができるという点から金沢大学の地域創造学類を志望しました。

―受験に向けて、そのような課題があり、どう克服してきましたか。
3年生の8月まで部活があり、ほかの受験生と比べて圧倒的に勉強が遅れていました。しかし志望校は落としたくなかったし、幸い学科はセンター試験のみだったので半年間はセンター中心の勉強を続けました。部活動で培われた集中力により短期集中の勉強が出来たと思います。また基礎をおろそかにしないことの重要さを勉強でも応用し、基礎問題から学習することを意識しました。その結果、本番のセンターでは自己最高の点数を取ることが出来たので、勉強の課題に関しては克服することが出来たと思います。

―実際の試験はどういうものでしたか。また、そのときどういう思いで臨みましたか。
面接試験では厳しい状況に追い込まれることなく、自分の意思をしっかりと伝えることが出来ました。しかし質問の内容自体は過去問とはまったく違う傾向だったため、質問に対して回答することが出来たのも神崎先生のご指導があったからだと思います。先生にご指導していただいた三日間で、スポーツのもつ力や地域発展においてたいせつなことについて自分なりの答えを見出し、それに対してどのような意見をもつかということを真剣に思考しました。思考することで自分の意見を深めていったため、いろんな引き出しをつくることができ、面接でもうまく対応出来たのだと思います。自分の考えに自信を持って答えることができたのは、この三日間の経験があったからこそだと強く感じました。

―大学に入学したら、どう学び、どういう人生設計をし、どう活躍していきたいですか。
常に問題意識・課題意識をもち、自分で思考する時間を大切にしながら学んでいこうと思います。地域創造学という現場での体験がベースになる学問なので、あたえられたフィールドを最大限活用して経験を通した学習「臨床の知」を大切にして学びを進めていきたいです。
将来は、スポーツを通じで健康増進や地域づくりに貢献する団体の支援や、育成をおこなえる公的な立場で仕事をしたいと考えています。

―受講を通して、どのように成長したと実感していますか。受講して満足した点は何でしょうか。
自分と深く向き合うことで、漠然としていた思いを具体的に考えることが出来るようになりました。一般入試では、ここまで学部について学んだり入学後の目的を明確に持ったりすることは出来なかったと思います。論理的に考える力を養うことが出来たのが、最も大きな収穫でした。

―これからの受講生へのメッセージをいただけますか。
 私のようにセンター試験を課される推薦入試では、まずセンター試験の点数が大切になってきます。自信をもって面接に臨むためにも、センター対策はしっかりと行うべきです。しかし、万が一センター試験でうまくいかなかったとしても、その学校や学部に学ぶ目的や、熱意をしっかりと言語化することができれば面接で逆転合格ということも十分にありえます。また、面接の対策をすることで大学ですることが具体化し、その大学に入りたいという気持ちが更に強くなり、受験勉強のモチベーション維持にもつながると思うので、面接の対策は早めに行なってください。
これから大学受験に向かう皆さんを心から応援しています。

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